祈娈 冬のお花つみ✨@秋葉原周辺
私(祈娈)は花や植物を鑑賞することが大好きなのだ。木々やお花を見ては心の籠にひっそりと摘んでみたり抱きしめるかのように愛でている。
私は姉(恋秋)の住む秋葉原によく足を運ぶ。街を歩く最中も植物たちに目をやることに暇はないと言っても過言ではないだろう。
今、季節は冬であまり花が咲くようなイメージはないかもしれないけれど、広いくくりでの秋葉原周辺の最近の植物たちを、この記事を読んで頂くことで、一緒に心に摘んだり愛でたりできたらいいなと思い、書き記すことにした。
JR秋葉原駅から昭和通り口を出て道路を渡り、北側に進むとYKK株式会社本社がある。そこには多くの植栽があることをご存知だろうか。会社の前には木々が並び、秋には紅葉を見せてくれる(季節が巡って読者には早く見せたい気持ちでいっぱいだ)。
歩道を挟んだ道路沿いにも花壇がある。冬のこの季節、紫色の花が咲いていることにお気づきだっただろうか。アゲラタムというらしい。
綿毛とまではいかないが、ふんわりとした質感が何とも可愛らしい。
そしてもう少し北側に進むと大きくとげとげした植栽が2本ある。
写真手前からコルジリネ レッドスター、ニューサイランとのこと。植物の名前は「GreenSnap」という無料アプリで調べたものである。間違いがあればご容赦願いたい。
存在感がとてもあるので、横切る度につい注目してしまう。どんなに寒い日でもそこに必ずいてくれるのだ。背丈も身長を優に超える。どこか親近感が湧いてくる気がしている。
そしてそのさらに奥、横断歩道のわきには謎に包まれた花壇がある。
「いもむしの草」「いもむしの木」と書かれた札が立っているのだ。ここには先述したアゲラタムや、オレンジ色の丸い木の実が成っている小さな木が植っている。なんともミステリアスではなかろうか。それとも単に私が「いもむし」用の木や草がどれなのかを認識できていないだけなのか。また一体誰が立てたものなのだろうか。
またすぐ隣の花壇にはハボタンも植っていた。
見頃はこの時期には少々遅いが、ツワブキの花も近隣でよく見かけていた。この黄色いツワブキの花は、朝通勤するような寒い時間帯に見るといつでもしゃんと背筋を伸ばしていて、私もしっかりしなきゃと毎度思わせてくれる。つやっとした葉のきらめきも寒々しい冬に光を与えてくれる。花のつき方も1本から葡萄の房のようにたくさんつくため見応えがある。
花を落としたツワブキはこれから綿毛になって空を舞うのだそう。
ビタミンカラーと青い花形の器との対比が美しい。こちらは売り物ではないのかもしれない。このお花屋さんには今までに伺ったことがないのだが、この木のベンチに座ってお茶でも飲みながらゆったりと眺めていたいと思わされた。
ごく当たり前のことかもしれないが、公園の周りや近くには花が多い気がする。園内ではなくその近隣のお宅だ。
緑化に力を入れていることが潜在意識に働くのか、それとも元々緑が好きな方たちが集まってくるように住んでしまうのだろうか。次に挙げる写真1・2枚目の純粋に花壇として設けられた空間、形状はとても面白みがあると思う。
この時期ではどこを歩いてもツバキがつぼんでいたり見頃を迎えている。品種による違いなのか、色や形が様々に観察することができた。
公園内外問わずツバキは見られた。台東区立御徒町公園にて見られたのはカンツバキという品種だった。
公園の花壇で寒空にじっとしている花々も多くあった。寒さに花びらを閉じ気味にしているものも。
ローソン岩本町和泉橋店はサクラで真っ盛りだったことに衝撃を受けた。「ヤマザキ春のパン祭り」にかなり力を入れているようだ。しかし秋葉原駅と岩本町駅を結ぶいずみばしもよく見るとサクラのデザインをしているではないか。
神田川を流れゆく桜の花びらの季節が待ち遠しい。
いずみばしの付近に入れないようになっている場所があり、そこのシダ植物がとても美しかった。この写真が今回のお花つみで1番美しいと感じている私のお気に入りの1枚だ。
そこでは名前の分からない小さく黄色い花も見つけた。
サクラと言えば、こんな自動販売機も見つけた。先程の台東区立御徒町公園付近だ。
そういえば秋葉原UDX アキバ・イチの自動ドアもサクラの模様なのだろうか?
誰も気に留める方はいないかもしれないが、JR秋葉原駅、電気街口前にもいくつも半球状の花壇がある。待ち合わせで立つ人やビラ配りの人、客引きの人などをよそに秋葉原UDXへ向かう階段の前で小さく静かに佇んでいる。
デイジー。この花は綴化(帯化)しやすい花で、私の好きな花のひとつだ。
広場から消防署の前にかけての通りに、サラサモクレンも植ってる。モクレンの花開く見頃は3~5月なのだが、その準備のつぼみがたくさん見られた。まるで冬眠している動物のように毛深く、茶色い色をしていた。
ちなみに、モクレンのつぼみは必ず北を向いていることから、「コンパスフラワー」とも呼ばれているそう。なんとも神秘的ではないだろうか。
電気街口駅前広場のわきに葉っぱとイルミネーションが敷かれた場所がある。
小さい花畑のように広がりを見せるこの光たち。ここは個人的には映えるスポットだと思うのだがみなさまいかがだろうか。
消防署の入口には対称的に鉢が置かれている。公共施設に付随する美学のようなものだろうか。実にきちっとしている。
植栽計画もしっかりしており葉が色とりどりで目を楽しませてくれると思う。消防署ということもあり、赤い葉の植栽を多く取り入れているのだろうかと少し思った。
一方歩道側はもの寂しい様子で、これはこれで冬らしく風情がある。
第二の映えスポットとしてローソンJEBL秋葉原スクエア店前が挙げられると思う。
ローソンさん前は夜いつでもイルミネーションが輝いている。ベンチもありとても便利なスポットであると個人的に思う。
ただ、道路挟んで向かいの木々のスポットライトは日によって消えている場合もあるので注意だ。
ローソンさんの足元にはプリントの植物がちらり。写真には映りきっていないが、右側にもう少し広い範囲で茂っている。
凸版印刷株式会社さん、三井記念病院さんなどの並ぶ道や、清洲橋通りの方には、現在街路樹としては若い木が多く植っている。
最初に見たときよりもぐんと背丈が伸びて、いつも成長を楽しみに見ている。若くて新しい葉は麗しくてつい見入ってしまう。
そして四つ葉のクローバーがトレードマークのライフ神田和泉町店。秋葉原周辺で暮らす民をここから見守り続けている。緑、白、オレンジでおなじみのマークと、緑のネオンで光るマーク、そしてシルバーに輝くマークの3種類がここから見られるところがポイント高いと個人的に思う。
暗くなってきたので今回はここまででお花つみはおしまい。
生きている植物だけでなくて飾りやマークなど広く捉えて色々と見てきた。読者のあなたも心に素敵なお花をつめることを信じている。そして私にもTwitterのリプライなどで良いので見せて頂けると大変嬉しく思う。
叶姐妹の妹。
ミントが好きで、よく食べます。
将来の夢は雪の妖精になることです。